沈み浮き 水面水底 彩りて 我はふちにて 患えながむる
Tag: 狂歌
まぼろしの
まぼろしの 追いて辿るは 世の人の まほろば為るか 末の世もすえ
嵐来ぬと
嵐来ぬと 人は幾度と 思えども 葉は打ち散りて 風は言継ぐ
もみじばの
もみじばの すぐるあけにも しらぬよの うつりぎちらぬ ながれぬといい
堪え難し
堪え難し 面に出ずとも 我が情は 物を呪わば 人の逝く迄
見て呉れの
見て呉れの 中身在りそで 亡かりしを 何彼に付けて 鼻に付きつつ
吹き荒れし
吹き荒れし 風は冷たく 存じ上げ 何を今更 云う事も無し
故郷では
故郷では 癒し系だと 云われるも 都会出たらば 不審者と曝れ
詠うひと
詠うひと こころは詠みて 此処に居り 其の日暮らしの 仮名交じり哉